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神川豊穣ばやしと丹荘小学校

 学校評議員、太鼓クラブでお世話になっている小峰さんから、

神川豊穣ばやしと丹荘小学校についてお話をいただきました。

以下、お話をいただいた一部を紹介します。

 

 「偶然の重なりから生まれた奇跡の太鼓」

 今から四半世紀ほど前、丹荘小には、いつのころからあるか分からない

古びた太鼓がひっそりと置いてありました。当時運動会の応援合戦で使われることは

ありましたが、それ以外の使用はありませんでした。

 ある日のこと、ある字のお祭りに太鼓を貸すことになりましたが、長年使われていなかった

太鼓は、皮が張りを失っていて破れてしまったのです。

 その後、地元の議員さんの働きがけもあって皮を張り替え、化粧直しをすることになりました。

太鼓の刻印には「群馬県太田市 山口太鼓店」とあることから、同店を訪問。

すると1941年(昭和16年)に丹荘小へ販売実績があることが判明し、化粧直しをしました。

 その後、見違える姿でよみがえった太鼓が小学校へもどると、「せっかく戻った太鼓を

このままにしておくのはもったいない。早く子供たちにこの太鼓の音を聞かせたい。」と

職員の願いから、芸術鑑賞会を企画。「太鼓の演奏なら、荒馬座にお願いしよう。」という事で

太鼓のお披露目となりました。その後、神川町の「神川豊穣ばやし」が誕生したわけですが、

それを機に丹荘小学校でも、太鼓クラブを作り、現在も続いているという事です。