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くまのパディントン

ブラウン夫妻はロンドンのパディントン駅で小さなクマを見つける。夫妻は彼をパディントンと名付けて家に連れて帰ることに。だが、パディントンは駅の喫茶店でひと騒動起こし、家のお風呂で溺れかけ……。まじめで天真爛漫なクマのしでかす行状の数々が愉快。しゃれたペンの挿絵も、愛すべき主人公の表情を豊かに描き出している。次々読みたくなるシリーズ全10冊。
マイケル ボンド(著)ペギー フォートナム(イラスト)松岡 享子(翻訳)
出版: 福音館書店 (2002年06月)
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子どもに語るアンデルセンのお話

童話の王様といわれるが、さまざまに手を入れたものも多く、きちんとした訳で親しんでいない子もいるはず。本書は、作家生誕200年を記念したお話会から生まれた。「おやゆび姫」「皇帝の新しい着物」「うぐいす」「野の白鳥」など9編をベテランの語り手たちが語りに向くよう手を入れた。耳で聞くとアンデルセンの世界がくっきりと浮かび上がるだろう。続編1冊。
ハンス・クリスチャン アンデルセン(著) 松岡 享子(編集)Hans Christian Andersen(原著)
出版: こぐま社 (2005年10月)
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大きな森の小さな家

開拓時代、米国北部の“大きな森”の丸太小屋に、若い夫婦と3人の幼い娘たちが暮していた。近くに家は一軒もなく、会うのは野生動物ばかり。父さんは森を開墾し、母さんはバターやチーズ作りなどの家事に忙しい。5歳の次女ローラ(作者)の目を通して、厳しいが素朴で暖かな暮しを細部まで描く。時の流れに沿って女性の成長を追う大河小説。同社から『大草原の小さな家』ほか続巻3冊、『長い冬』など、さらなる続巻は岩波書店から。
ローラ インガルス ワイルダー(著)ガース ウィリアムズ(イラスト)恩地 三保子(翻訳)
出版: 福音館書店 (2002年06月)
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日本のむかしばなし

児童文学者が幼児から低学年向きに選んだ13編を収録。「花さかじい」「ねずみのすもう」「さるむこいり」等、主に東北・中部地方に伝わる話を、聞き書きをもとに簡潔で味のある文章で再話。達者な筆遣いのカラー挿絵もふんだんに入り、日本独特の明るく、おおらかな伝承世界が楽しめる。
瀬田貞二(著)瀬川康男(イラスト)梶山俊夫(イラスト)
出版: のら書店 (1998年10月)
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イギリスとアイルランドの昔話

「三びきの子ブタ」「ジャックとマメの木」「巨人たいじのジャック」等、英国の昔話22編と、「元気な仕立て屋」「たまごのカラの酒つくり」等、アイルランドの昔話8編を収載。化け物が出てくる怖い話、妖精や小人が魔法をかける不思議な話、愉快な話など多彩。訳文もこなれていて、声に出して読むと耳に心地よい。幅広い年齢の子に。
石井 桃子(編集)J.D.バトン(イラスト)石井 桃子(翻訳)
出版: 福音館書店 (1981年11月)
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それほんとう?

「あめりかうまれの ありのありすさんが あるあきの……」「いっこくものの いかが いどばたの いしのうえで……」同じ字で始まることばを繋いだ詩が、「あ」から「わ」まで、50音順に44編。思わず「それほんとう?」と叫びたくなる、奇妙奇天烈なナンセンスの世界を満喫できる。赤緑2色のクレヨン画に、本文は赤の斬新な本造り。
松岡享子(著)長新太(イラスト)
出版: 福音館書店 (2010年10月)
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たいようのおなら

「たいようがおならをしたので ちきゅうがふっとびました……」という表題作など、幼児から8歳までの子どもの詩75編。家族、先生、夢など、身の周りの事柄が、見たまま感じたまま、のびのび表現される。ゆったりした余白に配されたカット風の挿画が洒落ている。
灰谷 健次郎(編集) 長 新太(イラスト)
出版: のら書店 (1995年06月)
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イヌのいいぶんネコのいいわけ

おもて表紙から読むとイヌ、裏表紙からだとネコ、真中にお医者さんのアドバイスがはいったユニークな本。イヌ、ネコそれぞれの特徴や習性、飼いかたを、400点もの愛くるしい写真と、その身になりきった吹き出しセリフを配して楽しく紹介する。飼い主必見。
なかの ひろみ(著)福田 豊文(写真)植木 裕幸(写真)
出版: 福音館書店 (1998年02月)
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ちのはなし

ころんで、ひざをすりむいた。きずから血がでた。それは、血の通っている管がやぶけるから。血管は体中どこにでも通っている……。やさしい実験をおりまぜながら、血や心臓の働きをやさしく説く科学絵本。太い線のはっきりした絵で、血液の流れや肺のしくみを示し、休むことなく体中をめぐりつづけている血の大切さを教えてくれる。
堀内 誠一(著)堀内 誠一(イラスト)
出版: 福音館書店 (1978年10月)
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どうぶつなんでも世界一

1番大きな魚はジンベイザメ。小さな鳥はハチドリ。世界中の動物を、体の大小、耳や鼻の長さ、子どもの数やスピード競争等で比べ、順位をつけた大型図鑑。「バーバパパ」の作者による説明は親しみやすく、漫画風のイラストもユーモラス。楽しみながら学べる1冊。続きに『どうぶつビックリくらしかた』。
アネット・ティゾン(著)タラス・テイラー(著) 佐藤 見果夢(翻訳)
出版: 評論社 (1985年11月)
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こども鉱物図鑑

長年、鉱物に関心をもち、東京・渋谷に「こども鉱物館」を開いた著者による鉱物図鑑。金・銀・銅にはじまり、淡い青で光沢のある異極鉱、細かい毛のような結晶のモルデン沸石など88種を美しい写真で紹介。子どもに身近な例を挙げるなど、解説もていねい。鉱物が集まってできる岩石や地殻、そして宇宙へと視野を広げてくれる内容。鉱物館にも行きたくなる。
八川 シズエ(著)
出版: 中央アート出版社 (2007年12月)
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サインとマーク

形と色で意味を伝える図記号や絵文字を紹介する図鑑。〇は「よい」、×は「ダメ」の説明に始まり、交通標識、施設案内、非常時のサイン、環境保護、携帯電話やパソコンの使用規則などなど豊富に取り上げられる。新幹線は0系、100系、700系が並ぶなど、時代の変遷も見せている。すっきりしたレイアウトで、ながめるだけでも楽しい。
村越 愛策(監修)
出版: フレーベル館 (2003年06月)
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ひとしずくの水

蛇口からしたたる水滴、ピンを浮かべた水面、やかんの口先のゆげ、雪の結晶、窓ガラスの霜……。刻々と形を変える水の一瞬の表情を捉え、解説を加えた米国の科学写真絵本。特殊な撮影技術を駆使した美しいクローズアップ写真が、新鮮な驚きを感じさせる。
ウォルター ウィック(著) 林田 康一(翻訳)
出版: あすなろ書房 (1998年06月)
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地図で知る世界の国ぐに ≪新訂第3版≫

世界全ての国を見せる大型地図帳。主要都市、川、山、鉄道等を記した地図を中央に配し、各国の特色を伝える短い解説を添える。国旗、面積、人口、首都、言語情報に加え、歴史や産業が大まかにつかめ、便利。巻末に地名索引と、面積・人口ランキング等。
正井 泰夫(監修)
出版: 平凡社 (2020年02月)
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はじめてのキャンプ

小さな女の子なほちゃんは、重い荷物を持つ、泣かない、薪も集める、暗闇も怖がらないと約束し、大きい子のキャンプに連れていってもらう。でも……。一所懸命がんばった、なほちゃんの満足感が無駄のない文とのびやかな線の絵から伝わる。絵本から物語に移る年代にぴったり。
林 明子(著)林 明子(イラスト)
出版: 福音館書店 (1984年06月)
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番ねずみのヤカちゃん

ドドさんの家の壁と壁のすき間にひっそりと住むねずみの一家。4匹の子ねずみのうち、ヤカちゃんはバカでかい声の持ち主で、ドドさん夫妻にも気づかれた! 読み聞かせや語りにも向く躍動感あるお話。挿絵がたっぷりついて、ひとりで読むのにも抵抗感がない。
リチャード ウィルバー(著)大社 玲子(イラスト)Richard Wilbour(原著)松岡 享子(翻訳)
出版: 福音館書店 (1992年05月)
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くしゃみくしゃみ天のめぐみ

はくしょんと呼ばれる若者が、くしゃみのおかげで長者の婿になるという表題の話と、しゃっくり、おなら、いびき、あくびを題材にした昔話風の5話が入った短編集。いずれもけたはずれの主人公が登場する、ユーモラスな話ばかり。語り口は軽快で、声に出して読んでも楽しい。
松岡 享子(著)寺島 龍一(イラスト)
出版: 福音館書店 (1968年08月)
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ドリトル先生アフリカゆき

英国の田舎町パドルビーの医者ドリトル先生は動物語が話せる。オウムのポリネシア、ブタのガブガブ達と暮らしていると、アフリカから、サル達に疫病がはやっているとの知らせが。今も新鮮な古典的動物ファンタジー。作者自身の線画の挿絵もユーモラス。全12巻シリーズ。
ヒュー・ロフティング(著)井伏 鱒二(翻訳)
出版: 岩波書店 (2000年06月)
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ミオよ、わたしのミオ

孤児の少年ボッセは、魔人に連れられ「はるかな国」へ。その国の王さまは、探し求めていた父だった。王子ミオとなったボッセは、残酷な騎士カトーと戦うため、友人ユムユムと愛馬に乗り旅立つ。現実世界で満たされない子どもの、別世界での冒険を幻想的に描くスウェーデンの作品。
リンドグレーン(著)イロン・ヴィークランド(イラスト)大塚 勇三(翻訳)
出版: 岩波書店 (1967年09月)
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やかまし村の子どもたち

スウェーデンの田舎にある「やかまし村」には、家が3軒、子どもは6人だけ。野苺をつんだり、遊び小屋を作ったり、大自然に抱かれた農村での楽しい遊びや学校生活を7歳のリーサが生き生きと語る16話。どの話も親しみやすく、楽に読める長さ。線画の挿絵も魅力的。続きに『やかまし村の春・夏・秋・冬』、『やかまし村はいつもにぎやか』。
アストリッド・リンドグレーン(著)イロン・ヴィークランド(イラスト)大塚 勇三(翻訳)
出版: 岩波書店 (2005年06月)
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