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どうぶつかけちゃうよ

○や△、UやDなどの簡単な記号や文字を使って絵を描く方法を教えるシリーズ。乗り物、動物、建物等400種の描き方を順を追って示す。巻末には、これらを応用して作るまんが、本などの作り方もある。簡単そうでできあがりも多彩、絵が苦手でも挑戦できそう。
エド エンバリー(著)Edward R. Emberley(原著)
出版: 偕成社 (1999年03月)
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ねむりひめ―グリム童話

「ひめは、15になったら、つむにさされて、たおれて しぬぞ!」占い女の呪いによって、姫が百年の眠りにおちるという有名なグリムの昔話。スイスの画家が、繊細な線と抑えた色調で、この話のもつ劇的で気品のある雰囲気を表現している。古典的味わいのある作品。
グリム(著)フェリクス・ホフマン(イラスト)せた ていじ(翻訳)
出版: 福音館書店 (1963年10月)
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ものぐさトミー

トミー・ナマケンボの家はすべて電気じかけ。着がえから歯みがき、食事、お風呂、すべて自動装置がしてくれる。ところがある日、嵐で送電線が切れて、とんでもないことに! 奇想天外な装置と事のなりゆきに、驚いたり、笑ったり。本になじみがない子にも人気の1冊。
ウィリアム・ペーン デュボア(著)ウィリアム・ペーン デュボア(イラスト)松岡 享子(翻訳)
出版: 岩波書店 (1977年06月)
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王さまと九人のきょうだい―中国の民話

老夫婦が授かった、顔も体つきもそっくりな九人兄弟。名前は、ちからもち、くいしんぼう、はらいっぱい、ぶってくれ、ながすね等々。それぞれが特技を発揮して悪い王さまをやっつける中国イ族の痛快な昔話。『スーホの白い馬』の画家による、のびやかでユーモラスな絵。
赤羽 末吉(イラスト)君島 久子(翻訳)
出版: 岩波書店 (1969年11月)
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やこうれっしゃ

夜9時ごろ上野発、翌朝金沢着の夜行列車・能登号。乗客で賑わう駅構内、夜更けと共に静まる車内、そして終着駅へ、時間を追って画面は進む。起伏のある物語展開はないが、読者も旅をしている気分になる。横長のページを生かして描いた車内の断面に、旅の様子と人情がよく出ている。探し絵のようにながめて楽しめるので、乗り物好きの子以外にも人気。
西村 繁男(著)
出版: 福音館書店 (1983年03月)
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木はいいなあ

林に寝ころんで、高い木を見上げる少年。川辺の木、牧場のたった1本の木。木があれば、木陰の昼寝やりんご採り、落ち葉焚きができる。木のある風景や木が与えてくれる恵みを、詩的な文と清潔感のある絵で綴り、自然への共感を呼ぶ。ストーリーに大きな起伏はないが、読んであげると、子どもたちは驚くほどよく聞く。
ジャニス=メイ=ユードリイ(著)マーク=シーモント(イラスト)さいおんじ さちこ(翻訳)
出版: 偕成社 (1976年04月)
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きつね森の山男

人のいい山男がねぐらを求めて入った森では、キツネたちが、毛皮をほしがる寒がり殿様と戦争中。キツネ軍として訓練に加わった山男だが、好物の大根作りの方が気になって……。ふろふき大根のおかげで大団円。とぼけた文章と飄々としたおかしみのある絵が合っている。『11ぴきのねこ』でおなじみの漫画家による昔話風の作品。
馬場 のぼる(著)
出版: こぐま社 (1974年01月)
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じめんのうえとじめんのした

「しょくぶつには、じめんのうえに でているところと じめんのしたに もぐっている ところとが……」シンプルな言葉と絵で自然界の仕組を説く。植物が光と水から栄養を作り、動物はその恩恵を受けることが無理なく伝わる。地上と地下を対比させたデザイン的な絵が斬新で美しい。
アーマ E.ウェバー(著)アーマ E.ウェバー(イラスト)藤枝 澪子(翻訳)
出版: 福音館書店 (1983年03月)
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スーホの白い馬―モンゴル民話

モンゴルの楽器、馬頭琴の由来譚。貧しい羊飼いの少年スーホが育てた白馬が競馬で優勝。だが、殿様は約束の褒美も与えず、馬まで取り上げた。馬は逃げ帰るが息絶え、少年の夢枕に立って……。大判横長の画面から広大な草原を渡る風と悲哀が伝わってくる。
大塚 勇三(著)赤羽 末吉(イラスト)
出版: 福音館書店 (1967年10月)
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せかいいちうつくしいぼくの村

春には花が咲き誇るアフガニスタンの小村。夏、村の男の子ヤモは、ロバの背に収穫したサクランボやスモモを載せ、お父さんと町に売りにいく。風土や人々の営みを丁寧に描き込んだ温かい絵。最後の「この村は戦争で破壊され今はない」との記述から、戦争の非が胸に突き刺さる。ヤモのその後を語る続編も。
小林 豊(著)
出版: ポプラ社 (1995年12月)
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ちびドラゴンのおくりもの

でぶでのろまの男の子ハンノーは、いつも一人ぼっち。そんな彼のもとに、ドラゴンの国の落ちこぼれ、ちびドラゴンがやってくる。何でもやりたがるドラゴンに渋々教えるうち、ハンノーもいろいろなことができるように。コミカルな挿絵が親しみやすいドイツの物語。
イリーナ コルシュノフ(著)伊東 寛(イラスト)Irina Korschunow(原著)酒寄 進一(翻訳)
出版: 国土社 (1989年05月)
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チム・ラビットのぼうけん

村の草刈り場に両親と住む元気なウサギの男の子チム・ラビットを巡る9編。ハサミで自分の毛を全部刈ってしまったり、人間の子の傘をまねて、きのこをさして歩いたり。チムが日々体験する驚きや喜びを幼い子の心に添うよう描く。伸びやかな線画の挿絵も合う。続編に『チム・ラビットのおともだち』。
アリソン・アトリー(著)中川 宗弥(イラスト)石井 桃子(翻訳)
出版: 童心社 (1967年03月)
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わたしのおかあさんは世界一びじん

麦畑で迷子になった6歳の女の子ワーリャは、両親の名前をきかれ、思わず、「私のお母さんは世界一美人」と答える。そこで村じゅうの美人のお母さんが呼び集められたが……。ウクライナの農村を舞台にした素朴でほほえましい話。風俗をよく表した挿絵も楽しい。字が大きく、ゆったりとした紙面なので、ひとり読みを始めた子におすすめ。
ベッキー ライアー(著)ルース ガネット(イラスト)Becky Reyher(原著)Ruth Gannett(原著) 光吉 郁子(翻訳)
出版: 大日本図書 (2010年12月)
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王さまのアイスクリーム

気難しい王さまのおやつは、曜日別のシロップを添えたクリーム。暑い日はできるだけ冷たくしないと雷が落ちる。夏、クリームが冷えず困りきったコック長と娘の前に、山から氷を運んできた少年が……。アイスクリームがどうしてできたかを語る楽しいお話。
フランセス ステリット(著) 土方 重巳(イラスト) 光吉 夏弥(翻訳)
出版: 大日本図書 (2010年02月)
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がんばれヘンリーくん

ヘンリーは小学3年生。ある日、町で拾った犬をバスに乗せて連れ帰ろうとするが、犬が暴れて大騒ぎに。他に、グッピーが増えて始末におえなくなる話や、大ミミズを1300匹以上も捕まえる話等。米国的な明るさに溢れた愉快な物語。ヘンリーの友達・ビーザスの妹、ラモーナが主人公の続巻シリーズも。
ベバリイ クリアリー(著)ルイス ダーリング(イラスト)Beverly Cleary(原著)Louis Darling(原著)松岡 享子(翻訳)
出版: 学習研究社 (2007年06月)
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ゆかいなホーマーくん

ホーマーくんは米国の小さな町に住む男の子。ペットのスカンクのおかげで強盗を捕まえたり、おじさんの食堂で自動ドーナツ製造機を動かしたら、故障してドーナツが山のようにできてしまったり。彼を巡る奇妙な事件を作者自身の絵とともにユーモラスに語る6編。
ロバート・マックロスキー(著)ロバート・マックロスキー(イラスト)Robert McCloskey(原著)石井 桃子(翻訳)
出版: 岩波書店 (2000年06月)
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三月ひなのつき

10歳のよし子は、自分のひな人形を持ちたいが、お母さんは既製品のひな人形を買う気になれない。空襲で失った、自分の、おばあさんから初節句に贈られたおひなさまが忘れられないからだ。母子の心の動きをこまやかに描き、静かに子どもの心に語りかける。
石井 桃子(著)朝倉 摂(イラスト)
出版: 福音館書店 (1963年12月)
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町かどのジム

いつも町かどにすわっている元船乗りのジムが、8歳の男の子デリーに語ったお話8つ。ナマズの子だった緑色の子猫、愛に飢えている虹色の海ヘビ……。老人と少年の友情と、語られるお話しが見事なハーモニーを奏でるイギリスの枠物語。
エリノア ファージョン(著)エドワード アーディゾーニ(イラスト)Eleanor Farjeon(原著)Edward Ardizzone(原著)松岡 享子(翻訳)
出版: 童話館出版 (2001年10月)
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百まいのドレス

貧しい移民の娘ワンダは「ドレス百まい、持ってるの」といったため、からかいの的に。それを止められなかった級友のマデラインは、ワンダが百枚のドレスの絵を残して引越したと知り……。差別や偏見を見つめ、揺れ動く少女達の心を水彩の絵と共に細やかに描く。
エレナ エスティス(著)ルイス スロボドキン(イラスト)Eleanor Estes(原著)Louis Slobodkin(原著)石井 桃子(翻訳)
出版: 岩波書店 (2006年11月)
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魔女がいっぱい

夏休み、ホテルでぼくが紛れ込んだ「英国児童愛護協会」の会合は、魔女たちの集まりだった! 魔女たちは英国中のガキをねずみに変える計画を練っていたのだ……。とびきり怖くてとびきり面白い話を求める子にぴったりの作品。パンチのきいた線画の挿絵。
ロアルド ダール(著)クェンティン ブレイク(イラスト)Roald Dahl(原著)Quentin Blake(原著)清水 達也(翻訳)鶴見 敏(翻訳)
出版: 評論社 (2006年02月)
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