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なんでもふたつさん

“なんでもふたつ”さんは、着る服も履く靴も、家も仕事も何でも2つずつ。悩みも2つ――奥さんと息子が1人しかいないこと。平凡な暮らしを送る紳士の、変てこな癖をからりと描く。大きな字がゆったりと組まれ、ユーモラスな絵もふんだんに入っているので、どの子にもとっつきやすいようだ。77年の初訳以来、親しまれてきたアメリカの幼年童話。
M.S. クラッチ(著)クルト ビーゼ(イラスト)M.S. Klutch(原著)Kurt Wiese(原著) 光吉 夏弥(翻訳)
出版: 大日本図書 (2010年10月)
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魔女学校の一年生

ミルドレッドはカックル魔女学校の1年生。友だちをブタに変えたり、薬の調合を間違えたり、毎度どじな失敗から大騒動を引きおこす。テンポよく進む話にぴったりの挿絵がつき、とくに3・4年生の女の子に人気がある。続巻に『魔女学校の転校生』『どじ魔女ミルの大てがら』『魔女学校、海へいく』。読みだすと、次々進む子が多い。
ジル マーフィ(著)Jill Murphy(原著) 松川 真弓(翻訳)
出版: 評論社 (2002年07月)
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エーミールと探偵たち

エーミールは、美容師として働くお母さんとふたり暮らし。休暇に、ベルリンのおばあさんにお金を届けるために1人で汽車に乗るが、車中で怪しい男に大切なお金を盗まれる。男を追って下車したエーミールは、ベルリンの町の少年たちと協力して作戦を立てる。テンポのよい筋立てで一気に読ませる、ドイツの痛快な物語。続きに『エーミールと3人のふたご』。
ケストナー(著)ワルター・トリヤー(イラスト)高橋 健二(翻訳)
出版: 岩波書店 (1962年07月)
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だれも知らない小さな国

ぼくは子どもの頃から、杉林のはずれの不思議な小山の魅力に取りつかれてきた。大人になり、そこに小屋を建てようとすると、身のまわりに次々と奇妙なことが。そこは言い伝えどおりコロボックルの国だった……。アイヌ伝承のコロボックル小人を現代によみがえらせたユニークな作品。続きに『豆つぶほどの小さな犬』『星からおちた小さな人』『ふしぎな目をした男の子』など。1959年の初版以来ずっと愛読されている。
佐藤 さとる(著)村上 勉(イラスト)
出版: 講談社 (1985年02月)
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小さなスプーンおばさん

ノルウェーの田舎にご亭主と暮らすおばさんには、突然スプーンほどに小さくなってしまう奇妙な癖がある。ある朝、起きたら縮んでいてベッドから降りるのも一苦労。でも、気丈で働き者のおばさんは、機転を利かせ……。奇想天外なストーリーがとびきり楽しく、おばさんやご亭主のキャラクターも魅力的。漫画風の挿絵も愉快で、長年読み継がれている。続きに『スプーンおばさんのぼうけん』『スプーンおばさんのゆかいな旅』。
アルフ・プリョイセン(著)大塚 勇三(翻訳)ビョールン・ベルイ(イラスト)
出版: 学研プラス (1966年04月)
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長くつ下のピッピ

ごたごた荘に1人で暮らす9歳の女の子ピッピ・ナガクツシタは、小さなサルと馬を飼い、世界一強くて怖いものなし。お転婆で空想好き、思いついたらすぐ行動に移す。型破りな主人公が巻き起こす出来事の数々が痛快。1964年刊行以来、多くの子に喜ばれているスウェーデンの作品。続く『ピッピ船にのる』『ピッピ南の島へ』で完結。
リンドグレーン(著)桜井 誠(イラスト)大塚 勇三(翻訳)
出版: 岩波書店 (1964年12月)
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エパミナンダス

お母さんに用をたのまれたのに、次々にとんちんかんなことをやらかす男の子エパミナンダスの笑い話をはじめ、イギリスの昔話「かしこいモリー」、スロバキアの「十二のつきのおくりもの」、フィンランドの「森の花嫁」や、手遊び「こぶたが一匹……」、なぞなぞ等11編を収録したお話集。語り手用の小冊子を子ども向きに再編集したシリーズ10巻の初巻。ゆったりした字組みで、さし絵も豊富な、手にとりやすい小型本。続巻に『なまくらトック』『ついでにペロリ』等。
東京子ども図書館(Unknown)
出版: 東京子ども図書館 (1997年12月)
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こども世界の民話 ≪上≫

豆から生まれた女の子が恐ろしい魔物を退治するイランの話「マメ子と魔もの」、ときに人間、ときにクモになる、ずる賢いアナンシが、魔女の呪いを利用して獲物を手に入れようとする「アナンシと五」(ジャマイカ)、ねこに追われたひな鳥がお母さんと一緒に壺の中に隠れるが、くしゃみがしたくなって……という「ひな鳥とねこ」(ミャンマー)等、長年親しまれてきた世界各民族の昔話を上下それぞれ21話収録。さまざまなタイプの話が楽しめる。
内田 莉莎子(著) 山内 清子(著) 君島 久子(著) 鈴木 裕子(Unknown)
出版: 実業之日本社 (1995年11月)
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こども世界の民話 ≪下≫

豆から生まれた女の子が恐ろしい魔物を退治するイランの話「マメ子と魔もの」、ときに人間、ときにクモになる、ずる賢いアナンシが、魔女の呪いを利用して獲物を手に入れようとする「アナンシと五」(ジャマイカ)、ねこに追われたひな鳥がお母さんと一緒に壺の中に隠れるが、くしゃみがしたくなって……という「ひな鳥とねこ」(ミャンマー)等、長年親しまれてきた世界各民族の昔話を上下それぞれ21話収録。さまざまなタイプの話が楽しめる。
内田 莉莎子(著) 山内 清子(著) 君島 久子(著) 鈴木 裕子(Unknown)
出版: 実業之日本社 (1995年11月)
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ことばあそびうた

「はなののののはな はなのななあに なずななのはな なもないのばな」と、同音を重ねて美しい野の広がりを表した「ののはな」、「かっぱかっぱらった かっぱらっぱかっぱらった」のようにつまる音を効果的に使った「かっぱ」等、語呂合わせの面白さを活かしたナンセンスな詩が15編。リズムが心地よく、どんどん暗誦したくなる。版画風の描き文字、挿絵が美しい。続編に『ことばあそびうた また』。
谷川 俊太郎(著)瀬川 康男(イラスト)
出版: 福音館書店 (1973年10月)
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てんぷらぴりぴり

「ほら おかあさんが ことしも また てんぷら ぴりぴり あげだした」秋のにおい、シソの実の天ぷらを揚げるお母さんをうたった表題の詩ほか、石ころやビーズ、玉ねぎなど身の回りの事物を新鮮な感覚で捉えた28編。声に出すと歯切れよく、リズミカル。詩人の何気ないものに寄せる心、対象を包み込むユーモアが感じられる自選詩集。
まど みちお(著)
出版: 大日本図書 (1998年06月)
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エジプトのミイラ

永遠の命を信じたエジプト人は、死者の魂が戻れるよう、遺体に防腐処理をほどこし、ミイラを作った。死者の国の神々の王オシリス、その妻イシス、その息子・空の神ホルス……。古代エジプトの神々の紹介に始まり、ミイラの製法、墓の構造、副葬品や埋葬の儀式までを、アメリカの絵本作家が丹念に描いた絵本。様式的な壁画風の絵が目を引き、死の世界をのぞく興味もあってか、手に取る子が多い。
アリキ ブランデンバーグ(著)Aliki Brandenberg(原著)佐倉 朔(監修)神鳥 統夫(翻訳)
出版: あすなろ書房 (2000年12月)
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ルーマニア

ルーマニアの村に住むアナ・マリアは12歳の女の子。家族は農業を営む父母と、兄2人に妹1人。パンやミルク、肉、野菜を自力でまかなう暮らしや、学校生活、年に1度のお祭りの様子などを豊富な写真やイラストとともに紹介する。それぞれの写真家が世界各地の子どもに密着して写真を撮り、文章も手がけるシリーズの初巻。いずれも、打ち解けた表情の子どもの姿が自然で、国境の向こうの“友達”を身近に感じさせてくれる。全36巻。
長倉 洋海(著)長倉 洋海(写真)
出版: 偕成社 (2013年12月)
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少年少女版 日本妖怪図鑑

日本各地の伝承の妖怪約80種を「鬼と山の怪」「河童と水の怪」等14項に分け、絵と短い文で紹介する絵本。山道を行く人の顔に息を吹きつける野鉄砲、夜道で後ろから足音をたてるベトベトさん、夜道を行く人の前に立ちはだかる塗り壁等、その多彩さに引き込まれる。木版風の絵は泥臭いがユーモラス。刊行以来、幅広い人気を保っている妖怪入門。
岩井 宏実(著) 川端 誠(イラスト)
出版: 文化出版局 (1987年06月)
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土のコレクション

青、黄、紫、オレンジ……。これが土? と驚くような標本がずらり。著者が10年かけて日本中から集めた土を地域別に並べて紹介する。「黒・白・灰色が多い北海道」「虹色の土がそろう北陸」「暑くて雨が多い南西諸島は赤い土」など地方色が見えておもしろい。土集めの方法、土を使った紙染めや絵の具の作り方も丁寧に説明。土の見方が変わる一冊。
栗田 宏一(著)
出版: フレーベル館 (2004年02月)
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恐竜 ≪新版≫

今から2億年以上前に現れ、地上を制覇した恐竜約350種と、翼竜や魚竜など同時代の古生物約50種を、進化がわかる系統順に紹介する大型図鑑。筋肉の動きまで見える精緻な復元画に、全長、生息した時代、化石の発見地等を含むコンパクトな情報を付す。羽毛恐竜の発見や鳥類への進化の過程など、最新の研究成果を反映した解説も興味深い。DVD付。
冨田 幸光(著)冨田 幸光(監修)
出版: 小学館 (2014年06月)
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アリの世界

4月、クロオオアリが活動を開始。巣を直し、仲間と餌を探しにいく。女王アリが飛び立ち、新しい場所で巣を作る。やがて卵から新しい働きアリが……。春から秋までのアリの暮らしを豊富な写真とともに平明に語る。接写の技術を駆使した鮮明な写真が、自然のドラマを生き生きと見せてくれる。巻末にさらに詳しい解説。半世紀近く愛読されている写真図鑑シリーズの1冊。
栗林 慧(著)
出版: あかね書房 (2005年03月)
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クワガタクワジ物語

2年生の太郎くんが捕まえた3匹のコクワガタ、中でも一番元気な「クワジ」の3年間の飼育を、母であるノンフィクション作家が記録。生命を観察し、生かすという体験の尊さを、温かい眼差しで語りかける。74年初刊より読み継がれる、物語風の科学読み物。
中島 みち(著)太郎(イラスト)
出版: 偕成社 (2002年08月)
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視覚ミステリーえほん

へっこんで見えたものが、絵を逆さにすると盛り上がって見える。階段も坂もない建物なのに廊下をたどるといつの間にか2階に――光や角度を工夫して撮った写真がひきおこす「目の錯覚」の不思議を体感する絵本。異次元世界に迷い込んだような感覚を味わえる。巻末の解説が種明かしに。繰りかえし楽しむ子が多い
ウォルター ウィック(著)Walter Wick(原著) 林田 康一(翻訳)
出版: あすなろ書房 (1999年05月)
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ウラパン・オコサ―かずあそび

1はウラパン、2はオコサ、3はオコサ・ウラパン。1と2の組合せでものを数えるユニークな絵本。「オコサ・オコサとぞうがきたぞう のはらにやぎがオコサ・オコサ・ウラパン」単純な構成だが、素朴で大らかな色彩の絵と相まって、数の面白さが伝わる。指でさしながら唱えると、みんなで楽しめる。
谷川 晃一(著)
出版: 童心社 (1999年02月)
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